和の意匠を軸に、高級感と実用性のバランスを意識して設計した旅館業リノベーション。素材の選定や照明計画により、落ち着きと上質さを感じられる空間構成としています。視線の抜けが限られる条件のため、部分壁を設けて空間を緩やかに分節し、用途ごとの落ち着きを確保しました。二段ベッドは動線を整理しながら配置し、限られた面積でも使いやすい計画としています。造作洗面台を含め、細部まで設計意図を反映させた和の宿泊空間です。
物件概要